Autoスピーカの開発5:Bluetoothモジュール
BluetoothはVersion4.xまでは音楽的にはまったく使えず電話のような音しかしませんでした。だからハイレゾ対応とか特殊なプロトコルとかがいくつか出ていたと思います。
それに対して、Version5.xからは大幅に改善され、何も考えなくてもかなりAudio用として使えるレベルに達しました。(Bluetoothのバージョンだけでなく、通信ICの作り方に依存している可能性もありますが。)
したがって、AutoスピーカはBluetooth搭載必須で、当初は写真右の中国製格安のBluetooth Audioモジュールを考えていました。しかし、電波認証を取得する必要があり、中国製格安では1台ずつの認証を受けるか、技適マーク取得済みあるいは技適マークを取得してもらえるメーカーを探す必要があります。それには時間もコストもかかるため、かなりの投資が必要になってしまいます。
そこで、技適マーク取得済みのBluetoothオーディオモジュールを使用することとしました。PICで有名なMicrochip社からBM62/BM83という、A2DPにも対応したかなり性能の高いモジュールが出ているのでそれを使うこととしました。(写真はBM83)
Bluetoothはオーディオマニアからはまったく音楽再生には使えないと聞いていましたが、実際に聴いてみるとそんなことはありません。かなり使えます。
普通に売っている低音モコモコで解像度の低い見掛け倒しのBluetoothスピーカとは違い、ハイエンド製品にも使える能力を持っています。
デスクトップハイエンドスピーカを標榜するAutoスピーカは素直にBluetoothの能力を引出します。